ラミーカミキリ

ラミーカミキリ

 黒いサングラスに黒の上下と白いシャツ、粋なオジサン風。まるで誰かが創ったようにも見えます。調べるとラミーカミキリで、その風体からパンダカミキリ、ドクロカミキリとも呼ばれているようです。 ラミーはイラクサ科の多年草植物で熱帯、亜熱帯地方で見られ、古くから植物繊維として利用されてきました。ラミーはマレー語ですが、日本でも同種のものをカラムシ、マオなどと呼び、縄文時代から上質の植物繊維の原料として栽培されてきました。 ラミーカミキリは、このラミーを食草とし、幼虫は茎の中で冬を過ごし、翌年、羽化します。また、このカミキリは、明治期以降、栽培種のラミーと一緒に中国大陸から入ってきた外来種と考えられ、当初は西日本に分布していましたが、近年は関東地方でも見ることが出来ます。... 【続きはコチラから】

ツマキシャチホコ

ツマキシャチホコ2023.8

 猛暑の一日でした。里山管理事務所付近、路上の木切れにふと目が留まりました。何と木切れから脚のようなものが出ており、しゃがんで良く見ると木切れの端は目があり頭部のようにも見えました。更に、上部には毛が生えていることも分かり、ガの一種だと思いました。  調べてみるとシャチホコガ科のツマキシャチホコ亜科の一種と言う事が分かりました。この亜科は擬態で有名で、日本には5種類生息するそうですが、この写真の種を特定することは出来ませんでした。たまたま路上にこの木切れだけがあったので目に留まりましたが、他の場所でしたら全く気付くことはなかったと思います。擬態にも色々あるのですね。 ... 【続きはコチラから】