ルリタテハ

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 3月末、「ふれあいの森」での作業をしていると、素早い動きの黒っぽいチョウが5mほど先の枯葉の上に止まりました。近づくと陽だまりで翅を閉じじっとしていましたが、その内、翅をゆっくり拡げると青色の帯が見えルリタテハの雄であることが分かりました。

 この時期のルリタテハは越年した成虫で冬の間は岩の下などで過ごし、早春より5月頃まで生存します。個体発生は通常、年3回あり、飛翔は敏捷、オス同士の追飛、占有の習性も見られます。
 食草はユリホトトギスサルトリイバラなどで森林、雑木林、林縁などに多く生息しますが、近年、ホトトギスの家庭での栽培とともに平地でも見られるようになっています。

ルリタテハ

ルリタテハ