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NPO法人加治丘陵山林管理グループのブログです。

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ヒヨドリバナと蝶

ヒヨドリバナと蝶

 夏の加治丘陵、ヒヨドリバナは、白い花で日当たりの良い場所でよく見掛けることが出来ます。キク科の多年草で高さは1~2m位になります。  この花は、フジバカマと同様、アサギマダラが好む吸蜜草で当グループでは3年前より「加治丘陵をアサギマダラの飛来地に」との思いで花見の丘、霞沢などで積極的に保護をしています。また、ヒヨドリバナは、アサギマダラ以外にも多くの蝶や昆虫の吸蜜草としても大事な植物です。 7月下旬、花見の丘の東斜面、満開のヒヨドリバナの上をツマグロヒョウモンの雄が反時計回りに占有行動をとっていました。 ... 【続きはコチラから】

イチモンジカメノコハムシ

イチモンジカメノハコムシ

 快晴の春の一日、霞沢で葉の上に一匹の不思議な虫を見つけました。 テントウムシ位の大きさで、カメの甲羅のような体を、透明なプラスチックで覆っているような感じでした。触れると、自分から地面に落ち、草の陰に隠れてしまいました。  調べてみるとこの虫は、ハムシ類に属し、ムラサキシキブを食草としており、通常は葉の裏に張り付いているので見つけにくいとの事、とてもラッキーでした。また、幼虫は、脱皮殻や糞を背中にくっつけたまま成長すると言う奇妙な習性を持っているようです。 ... 【続きはコチラから】

ハンショウズル

ハンショウズル

 快晴の5月の一日、北コース道端の草むらに赤紫色をした下向きに咲く数輪の花を見つけました。形は、その名の通り火の見櫓の半鐘のようで、その色と形がとても印象的でした。この植物は、ツル状でテッセンに似ています。葉は、対生で3枚で一組です。 本州、九州と広く分布しているようですが、絶滅危惧種に指定した県もあります。加治丘陵でも大事にしたい植物の一つです。 ... 【続きはコチラから】

ミヤマセセリ

ミヤマセセリ

 3月下旬、春の訪れを知らせるミヤマセセリを見つけました。 ミヤマセセリは、木漏れ日が林床に届くコナラ、クヌギなどの雑木林を好んで飛翔します。セセリチョウ科のことを英語でskipperと言いますが、まさに地表近くをスキップするような独特の飛び方で、落葉、石などに翅を横に拡げて休止します。 食草はコナラ、クヌギなど、吸蜜はスミレ、レンゲ、タンポポなどです。幼虫で越冬し、早春に蛹化、羽化します。 ... 【続きはコチラから】

ゴイシシジミ

ゴイシシジミ

 7月の蒸し暑い日、さとやま管理事務所横、林床の笹薮に飛翔する翅裏が白地に黒い斑点のゴイシシジミを見つけました。  日本に生息する7種類の肉食性のチョウの一種です。この全てが小型のシジミチョウ科に属すること、また、何故、肉食に進化したのかも不思議です。7種の中、5種類はアリ、アブラムシの他、ブナ、クヌギ、ワレモコウ等の植物も食物とするが、ゴイシシジミは竹の葉に寄生するアブラムシとその分泌液だけを食餌とする純粋の肉食性チョウです。 ... 【続きはコチラから】