ヒヨドリバナの花に止まっているコチャバネセセリを撮ったつもりでしたが、良く見ると、アズチグモの雌の捕食場面でした。
アズチグモは雄と雌とでの性差が大きい性的二形が一つの特徴です。体の大きさは雌が約6~8mm、雄は約2~3mm、また、体色は、雌は白~黄色、雄は褐色で変化しません。
この雌の体色の変化は、獲物を待つ花の色に合わせて変化させるもので、写真のヒヨドリバナは白なので体色は白ですが、オミナエシなどの黄色い花で獲物を待ち伏せする場合は黄色に変化します。この体色の変化には数日を要しますが、獲物に気づかれずに近づくことができるので捕食効率を高めることができます。